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文庫番v2 - 画期的な非定型文書管理データベース

v2開発者にきく


ご近所のユーザ代表の文さん(●)が、 治郎吉商店のプログラマの番さん(□)にインタビューしました。 その様子をお伝えいたします。

● ついにバージョンアップ?
□ ええ。

● かかりましたね。
□ はい、v1が1997年12月でしたから、4年以上かかりました。

● どんなところが大きく変わりました?
□ 見た目にはあまり変わっていないんですけど、 中身は結局ほとんど作り直しだったです。Class Libraryとして使っていたApple社製のMacAppを使うのをやめて、 クラスライブラリを使わないでCで1からコーディングしました。 それとテキストエンジンとしてWasteを採用し...

● そういう技術的なことじゃなくて、機能的に何がうれしいんですか、という話なんだけど。
□ ああ、すんません。えーっと、テキストの編集機能が大きく変わりました。 まずインライン変換、文字数制限がなくなり、マルチフォント対応、 おまけに絵が貼れるようになってしまった。

● えっ。絵ですか?
□ そう、絵だけじゃなくてサウンドもOKかな。 コピー&ペーストしたものを表示できるだけですよ。

● それでも、絵に説明を付けたデータベースが作れる、という意味でしょ。
□ それはそう。

● 性能を犠牲にしたとか。
□ 絵のために性能は落ちてませんね。それはテストしました。 ファイルが重くなって遅くなると言うのはテキストでも絵でも起こるけど。 特に一覧表示や検索のときの速度は依然と変わっていない。 ただ、Wasteをあちこちに使ってノートとか、文章名もインライン変換できるようにしたことで、 文章ウィンドウのオープンが重く感じるようになりました。 「新規文章」して空の文章ウィンドウが開くときによくわかっちゃう。 3分割になった分類ウィンドウの本文ボックスに本文が表示されるようになったんですけど、 ここへの本文表示は絵があっても速いですよ。 全文検索のスピードも前と変わっていないし...

● 3分割というと?
□ 登録ユーザーの方から、ウィンドウがたくさん出てしまう、というお叱りがあって。メールソフトのように一覧の下に選択している文章の本文を表示する機能です。メールソフトと違うのは、編集できること。

● じゃあ、文章ウィンドウを開いているとどちらでも編集できるのかな?
□ それに苦労しましたね。両方開いて同じ文章を見ているとき、 片方を直したら、自動保存のタイミングで両方ともアップデートして...

● 難しい話はあとにしようよ。
□ でも文庫番っていうソフトは、そういう細かな仕様が多いので。 どうっていうことないんだけど、実現するのは結構つらい。 その代わり使っている人は直感的でわかりやすい、結果として使いやすい、ってことになります。

● そうかもね。分類を変更したりすると、 後ろの分類ウィンドウの一覧が勝手に変わったりとか...
□ 整合性には気を遣ってるよ。簡単なソフトに見えるけどコーディング量は多い。

● その手の機能でほかに何かないの?
□ 作業状態保存機能かな。やりっ放しサポート機能と呼んでます。 文章ウィンドウの位置だけじゃなくて、 本文の選択状態やキャレットの位置とかどのくらいスクロールしていたか、 どの分類が選択されていたか、なんてのも覚えるようにした。

● 細かいね。
□ あっ、そうそう、文章を開いていたかどうかも覚えるよ。 そうやって覚えておいたことを、ファイルを開くときに再現するようにしたんだ。

● どういうこと?
□ 文章ウィンドウをいくつか開いた状態でいきなり文庫番を終了、 または分類ウィンドウを閉じる、とね、 次にその文庫番ファイルを開いたときに開いていた文章ウィンドウが自動的に開く。

● ものぐさには朗報だね。
□ パソコンを使う人はたいていものぐさでしょ。 僕が知っている人なんか机の上は秘境だよ。魔境とも呼ばれている。 いったんそこに目を奪われたら、しばらくの間は浮き世を忘れる...

● たとえば散らかしっぱなしになっている机の上を再現するようなイメージ?
□ そういう感じ。検索文字列の履歴も覚えている。

● ほかにうれしいことは?
□ 色、かな。

● マルチフォントで色が変えられるということ?
□ それもあるけど、文章にラベルを付けられるようになった。 「下書き」とか「修正中」、「完成」とか色違いのラベルをつけたり、 ラベルで並べ直したり、できる。 でも色に関する機能についてはこちらも勉強中でして、 ユーザの方からのお叱りをいただきたいです。

● そんなところですか?
□ まあ、今日のところはこのへんで。

● 最後にお客様に一言。
□ はい。今回のバージョンアップは内部コードを大幅に書き換えることに重点を置きました。 この結果としてプログラムを修正し易くして、 もっと頻繁にバージョンアップができるようにしました。 これまでにユーザの皆様からたくさんのご意見をいただいていましたが、 v2にはその一部しか実装できていません。 できるだけ早い時期にv2.1を出したいです。

● 最後の最後に、MacOS Xへの対応について教えてください。
□ うーん、やらなければいけませんね。時期については、今は即答できません。 申し訳ありません。

● わかりました、これからもがんばってください。 どうもありがとうございました。
□ おそまつさまでした。これからもビシビシかわいがってください。

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