●「Jirokichi Common Library」のファイル構成

(1)「Common」フォルダ

MacintoshとWindowsで使用できるソースとヘッダが格納されています。以下のファイルがあります。

ファイル名

機能概要

Jiro_CSV.cpp

CSV区切りの文字列から単語を切り出す。

Jiro_TAB.cpp

TAB区切りの文字列から単語を切り出す。

Jiro_String.cpp

文字列操作の各種ユーティリティ。

Jiro_Utils.cpp

ちょっと便利な各種ユーティリティ。

Jiro_MiniCad.cpp

Vector Works SDKで使用する各種ユーティリティ。

(2)「OnlyMac」フォルダ

Macintosh専用のソースとヘッダが格納されています。以下のファイルがあります。

ファイル名

機能概要

Jiro.rsrc

アラートボックスを格納したリソースファイル。

Jiro_Alert.cpp

アラートボックスを表示する各種ユーティリティ。

Jiro_Dialog.cpp

ダイアログボックス操作で使用する各種ユーティリティ。

Jiro_File.cpp

ファイル操作で使用する各種ユーティリティ。

Jiro_Menu.cpp

メニュー操作で使用する各種ユーティリティ。

Jiro_MacUtils.cpp

ちょっと便利な各種ユーティリティ。

Jiro_Array.cpp

動的拡張配列の関数群。

(3)「OnlyWin」フォルダ

Windows専用のソースとヘッダが格納されています。以下のファイルがあります。

ファイル名

機能概要

Jiro_Array.cpp

動的拡張配列の関数群。


●「Jirokichi Common Library」の使用方法

(1)Macintoshで使用する方法

(1−1)「Common」フォルダのソースコードを使用する方法
  • 「Common」->「Sources」フォルダの中にあるcppファイル(「MiniCad」フォルダは除く)をプロジェクトに追加する。
  • 「Common」フォルダ以下にアクセスパスをとおす。
  • 各種関数を呼ぶ自分ソースでは、#include "Jiro.h" を記述する。

(1−2)「Common」->「MiniCad」のソースコードを使用する方法

「MiniCad」フォルダのソースコードは「Common」フォルダのソースコードの各種関数を使用していますので、事前に(1−1)の手順を行ってください。その後、以下の方法で使用してください。
  • 「Common」->「Sources」->「MiniCad」フォルダの中にあるcppファイルをプロジェクトに追加する。
  • 各種関数を呼ぶ自分ソースでは、#include "Jiro_MiniCad.h" を記述する。
  • Vector Works SDKのバージョンの違いについて
    • Version 8.x のSDKを使用する場合
      • "Jiro_MiniCad.h"の「#define __MY_MC_VERSION_8__ 1」の行のコメントを外す。
    • Version 9.x のSDKを使用する場合
      • "Jiro_MiniCad.h"の「#define __MY_MC_VERSION_8__ 1」の行をコメントアウトする。

(1−3)「OnlyMac」のソースコードを使用する方法

「OnlyMac」フォルダのソースコードは「Common」フォルダのソースコードの各種関数を使用していますので、事前に(1−1)の手順を行ってください。その後、以下の方法で使用してください。
  • 「OnlyMac」フォルダの中にあるcppファイルをプロジェクトに追加する。
  • 各種関数を呼ぶ自分ソースでは、#include "JiroMac.h" を記述する。

 

(2)Windowsで使用する方法

(2−1)「Common」フォルダのソースコードを使用する方法
  • 「Common」->「Sources」フォルダの中にあるcppファイル(「MiniCad」フォルダは除く)をプロジェクトに追加する。
  • 「Common」フォルダ以下にアクセスパスをとおす。
  • Windowsで使用する場合には、「Common」->「Sources」フォルダの中にある各cppファイルの先頭行に記述してある// #include "stdafx.h" のコメントを外して有効にしてください。本来でしたら、コンパイラディレクティブの機能を使ってMacとWinをエレガントにスイッチしたかったのですが、#include "stdafx.h"を#ifdef〜#endifで囲むとコンパイルエラーが出てしまい、うまくいきませんでした。この件は、今後の宿題にさせてください。
  • 各種関数を呼ぶ自分ソースでは、#include "Jiro.h" を記述する。

(2−2)「Common」->「MiniCad」のソースコードを使用する方法

「MiniCad」フォルダのソースコードは「Common」フォルダのソースコードの各種関数を使用していますので、事前に(2−1)の手順を行ってください。その後、以下の方法で使用してください。
  • 「Common」->「Sources」->「MiniCad」フォルダの中にあるcppファイルをプロジェクトに追加する。
  • Windowsで使用する場合には、「MiniCad」フォルダの中にある各cppファイルの先頭行に記述してある// #include "stdafx.h" のコメントを外して有効にしてください。
  • 各種関数を呼ぶ自分ソースでは、#include "Jiro_MiniCad.h" を記述する。
  • Vector Works SDKのバージョンの違いについて
    • Version 8.x のSDKを使用する場合
      • "Jiro_MiniCad.h"の「#define __MY_MC_VERSION_8__ 1」の行のコメントを外す。
    • Version 9.x のSDKを使用する場合
      • "Jiro_MiniCad.h"の「#define __MY_MC_VERSION_8__ 1」の行をコメントアウトする。

(2−3)「OnlyWin」のソースコードを使用する方法

「OnlyWin」フォルダのソースコードは「Common」フォルダのソースコードの各種関数を使用していますので、事前に(2−1)の手順を行ってください。その後、以下の方法で使用してください。
  • 「OnlyWin」フォルダの中にあるcppファイルをプロジェクトに追加する。
  • 各種関数を呼ぶ自分ソースでは、#include "JiroWin.h" を記述する。