事例のご紹介 
							事例 その10(2002年)
							
							WinSock(TCP/IP)を利用したサーバー・クライアントシステム
							 
							
							
							
								| 案件 | 
								JPSAジャッジシステム | 
							 
							
								| オーナー | 
								JPSA(日本プロサーフィン連盟) | 
							 
							
								| 対象業務 | 
								サーフィン大会のジャッジ採点を集計する | 
							 
							
								| システム構成 | 
								
									OS - MS WindowsXP HomeEdition 
									HW - DELL NotePC Inspiron2500, Inspiron2600 
									    Apple AirMac BaseStation 
								 | 
							 
							
								| 開発ツール | 
								
								Microsoft Visual C++
								 | 
							 
							
								| サーバソフト | 
								
									JudgeServer
									(5台のJudgePaper、JutogeToolから送られてくる得点をリアルタイム集計。
									一人のオペレータが操作)
								 | 
							 
							
								| クライアントソフト | 
								
									JudgePaper(4、5人のジャッジが操作する) 
									JudgeTool(得点を編集、印刷する) 
									GameMonitor(ディスクジョッキーが画面をモニタしながらアナウンス)
								 | 
							 
							 
							
							
							前バージョンにて、
							MacintoshとNewtonでの運用を行っていたがNewtonの入手が困難になっており、
							今後のためにWindowsのNotePCで使えるシステムを開発して欲しいと依頼された。
							NotePCの性質上持ち運べるよう、無線LANでのシステム構築をおこなった。
							 
							
							
							 
							 
							
							Macintosh+Newton版と大きく変わった点
							
								- サーバー、クライアント共にプラットホームをWindowsへ変更。
 
									サーバーとクライアントで起動するプログラムが違うだけなのでハードの流用が容易。
								 
								- 無線LANによる通信。配線を無くして設置が簡単になった。
 
									それぞれが独立しているので、通信可能範囲内での移動が可能。
									(通信困難時に備えて有線での通信もテストした)
								 
								- 画面及び印刷のカラー化。
 
									色分けすることでヒート(選手の対戦組み合わせ)の進行状況が
									より分かりやすくなった。
								 
							 
							
							
							 
							 
							
							
							TCP/IPプロトコルを使いJudgeServer、JudgeTool、JudgePaper最大5台、
							GameMonitor最大5台が通信をおこなう。
							1つのプログラムで4人制、5人制ジャッジに対応させた。
							 
							
							
							JudgePaper、JudgeToolから送られた点数は一度JudgeSeverに渡され、
							JudgeServerから他のJudgePaper、JudgeTool、GameMonitorへと送られる。
							これで他ジャッジの入力状況と平均点が各JudgePaperで分かるようになった。
							 
							
							
							JudgeServerとJudgeToolではExcelで作られたヒート表(対戦組み合わせ表)との連携を高めた。
							カットアンドペーストによる選手名の一括入力や、総合得点のコピーをおこなえるようにした。
							JudgeServerで得点を集計しつつ、
							JudgeToolで次ヒートの選手名入力や集計結果のプリントアウトをする事が可能。
							 
							
							GameMonitorではヒート切り替え時のディスクジョッキーの負担を考え、
							現在のヒートだけではなく1つ前のヒートを同時に表示する様にした。
							 
							
							当初はNotePCで入力しやすいようテンキーによる操作を想定していた。
							NumLockの状態に関係なく数値を入力できるようにしたかったが、
							外付けテンキーでNumLockを外した状態での5キーが無反応であったりしたために断念。
							後にマウス入力中心となる。
							 
							
							無線LANの電波状態が、
							PC間にスチール製の本棚を挟むだけで急激に悪くなる事があったり、
							事務所で使用している別のBaseStationに繋がってしまう事があり開発中に何度か悩まされた。 
							BaseStationとNotePC間で接続相手を直接指定し、暗号化をおこなう事で混線と他PCからのアクセスを制御した。
							 
							
							
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